国内ブロックチェーン・スタートアップ資金調達事例のまとめ【2019年2月版】

国内ブロックチェーン・スタートアップ資金調達事例のまとめ【2019年2月版】

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ここ最近、ずいぶん周囲のブロックチェーンスタートアップが資金調達しているなぁと思うようになりました。

実際に数えてみると、直近3ヶ月でブロックチェーン系スタートアップの資金調達が12件。

2017年や2018年はまだ、

「ICOの可能性があるんじゃない!?」

とか

「海外のファンドから調達しよう」

なんて発想が頭にあったから、こういった国内での調達のニュースが少なかったのか。今の仮想通貨市場考えたら、普通のVCの方がお金あるよね、という話なのか。

色々原因や仮説はあるかと思いますが、とにかく最近増えているよね、と。

というわけで、簡単に一覧で直近6ヶ月で資金調達した、国内のブロックチェーンスタートアップをまとめてみました。

直近6ヶ月のブロックチェーンスタートアップ資金調達まとめ(2019年2月)

一覧はこんな形ですが、ちょっと詳細追っていきましょう。

ブロックチェーンゲーム

CryptoKittiesがA16ZやUSVから12MUSD(約13億円)調達したことを踏まえると、日本ってやっぱ小粒なのかな、という感はあります。

が、MCH(My Crypto Heros)の2億円の調達はインパクトがありますよね。

NFTのマーケットが出来始めているので、ブロックチェーンの周辺エコシステム像は形になり始めています。

税務支援サービス

Aerial PartnersとCryptactはここまで、2.2億と3.3億を調達していて、金額としては大きいです。

他のサービスと比較すると、税務支援の部分は日本円での売上が比較的立ちやすく、また個人向けでは確定申告、企業向けにもサービス展開を出来る事を考えると、 他のスタートアップに比べると、かなり明確にニーズと収益化の部分が見えている分野です。

C向けサービス

かなり強引に括ってしまいました。

PolipoliとかGaudiyとか、B(P)側に課金ポイントがありそうなので、正確にはC向けでは無さそうですね。

勿論実績ありきですが、このジャンルではValuの5億というのは頭1つ2つ抜けています。

もう少し、トークンエコノミーという捉え方で枠を広げると、ALISやFever、Timebank、そろそろリリースしそうなFinancieなどプレイヤーが多い領域です。

以上、簡単にですが、国内ブロックチェーンスタートアップの資金調達事情についてまとめてみました。

今年はここから更にプレイヤーが増えていくのか。ある程度PMFが見えて、追加の資金調達がなされていくのか。

引き続き追いかけていきたいです。


著者:Yu Numazaki

Focused on driving growth for CoinJinja.com, a top ICO search engine, and CoinView, the world's best all-in-one cryptocurrency portfolio management app available for iOS and Android.

Twitter :@yu_numazaki

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